フリーランス知識

実際に開業した経験をもとに解説!フリーランス・個人事業主のなり方

「フリーランス・個人事業主になりたいけど具体的にどういう手続きをしたらいいのかわからない」

このような悩みに答えます。

僕自身もフリーランスとして活動しているため、どのような手続きをすることでフリーランス・個人事業主になれるのかを解説していきますね。

フリーランス・個人事業主になるとはどういうことか

そもそも、フリーランスと個人事業主は同じ意味。他にも、自由業という呼び方もありますが、単純に自分をどう名乗るかどうかの違いしかありません。
個人事業主にあたる職業の幅は広く、国税局によると医師や弁護士、俳優、野球選手なども該当するとのこと。ライターやエンジニアなどの思いつきやすい職種だけではなく、意外と身近には多くの個人事業主がいるんですね。

個人事業主になるには、税務署に開業届を提出する必要があります。

 

開業届に必要なものと流れ

個人事業主やフリーランスになったことを役所に知らせるために開業届を出すことになります。開業届は、事業をスタートしてから1ヶ月以内に提出しなければいけないとされていますが、これは現状あいまいになっています。なぜなら、開業届には事業開始日を書く必要がありますが、日付は過去でも未来でもいいとされているんですよね。

開業届を出すのに必要なものは、

  • マイナンバー(またはマイナンバー通知カード)
  • 身分証明証
  • 印鑑

これだけです。

開業届の作成は、開業freeeというWebサービスで行うのが最も楽です。開業freeeは誰でも無料で利用できますし、これを使わずに開業届を作ると無駄に手間がかかってしまいます。

開業届を作ったら、住所地管轄の税務署に提出するだけ。提出は、郵送でも持ち込みでもどちらでもできます。僕は持ち込みで提出しましたが、3分で手続きが終わりました。想像以上に簡単でしたね。

もちろん開業にかかる費用は無料です。

 

個人事業主は毎年の確定申告が必要

開業届を出して個人事業主になると、毎年確定申告をする必要があります。

確定申告とは、所得に対してかかる税金を計算するために行う手続きです。計算期間は1/1~12/31までで、翌年の2/16~3/15までに税務署に申告と納税をします。

事業を行っている際は、所得だけでなく経費として出ていくお金もあるはず。例えば、自宅を事務所にしている場合は家賃や光熱費、打ち合わせなどの際に使った交通費などを経費として清算できます。
つまり、500万円の所得があっても経費で100万円かかっていたら400万円が事業所得になり課税されます。
このあたりのお金の動きを確定申告で申請することで課税額が決まってきます。

確定申告に対して「難しそう」というイメージを抱いている方は多いですが、会計freeeのようなクラウド会計ソフトを使えば税理士をつけなくても手続きを済ませることができます。僕も確定申告は会計ソフトを使って自分自身で行っています。

 

リスクは無いからまずは開業を

個人事業主になったら必要なことを以下にまとめておきます。

  • 開業届を出す
  • 年度末に確定申告

個人事業主は、開業も廃業も簡単に行えますし、会社設立に比べて面倒なことがありません。税理士に頼まなくても会計ソフトを使えば自分で確定申告できますし。

僕自身、開業届を出して個人事業主になったことで自身の付けた屋号の代表を名乗れるようになり、起業したという感覚が湧きました。個人事業主から法人成りという形で後から会社化することもできるので、自分で事業をすることを考えているなら、まずは個人事業主からスタートするといいですね。

ABOUT ME
オカヒロト
1995年山口県生まれ。 大学は情報系学部に進学し、卒業後はメガベンチャー(派遣エンジニア)、SaaSスタートアップ(正社員)での勤務を経てフリーランスエンジニアとして独立。