「ランサーズやクラウドワークスを使っているけど、なかなか案件が受注できない。」
こんな悩みがあるならまずはプロフィールを見直してみましょう。
僕自身、クラウドソーシングを依頼者(クライアント)としても利用しているのですが、クライアントが案件の発注者を決める時には必ずプロフィールを見ます。だからこそプロフィールの書き方や内容は重要になってきます。
そんなクラウドソーシングで仕事を受注できるようになる効果的なプロフィールの書き方を解説します。
案件を受注したいなら依頼側に立って考えてみよう
まず、もしあなたが案件を発注するクライアントだとしたらどんな人に仕事を頼みたいか考えてみてください。きちんと仕事をやり遂げてくれる人、連絡が早い人などが思い浮かぶと思います。
自分自身がそう思われるように逆算して、プロフィールを作っていきましょう。
結局、クラウドソーシングは名前や顔が見えづらいので、どれだけ人柄が良くても、能力があっても伝わりません。また、依頼者の多くはこれまでの実績(こなした案件数)を見ますが、その実績を見るために個々のプロフィールページへ飛ぶと必ずプロフィール文も目にすることになります。
もし、その時にプロフィールがしっかりと書かれていれば、実績がなくても検討しようかという気持ちになります。
プロフィールに書くべき内容
プロフィールに書くべき内容は以下の5つです。
- 経歴
- スキル
- 実績
- 得意なこと
- 活動時間
1. 経歴
今やっていること、過去にやっていたことを記載しましょう。
現在の職業は必ず書くようにしてください。フリーランスなのか、会社員として副業しているのか、主婦なのか等は依頼者が気になるポイントなので。
2. スキル
エンジニアであればどんなプログラミング言語が使えるのか、デザイナーであればIllustratorやPhotoshopが使えるのか、ライターであれば取材やインタビューができるのか。これらを記載します。
もし、資格等を持っていればそれも書いておくといいですね。
3. 実績
これまでの具体的な実績を書いておきます。
どんな仕事をどれくらいの期間、どれくらいの件数こなしたのかを書いておくことでクラウドソーシングでは実績がなくても、これまでの実績として評価してもらえます。
これまでに書いた記事や開発したサイトがインターネット上で公開されているなら、合わせてURLも載せておきましょう。
4. 好きなこと・得意なこと
ライターであればここは特に重要です。なぜなら、依頼者はできれば趣味や好きなこととマッチしている人に記事を書いてもらいたいからです。
ライター以外の人も、人となりを知ってもらうために記載しておくといいでしょう。
5. 活動時間・対応時間
依頼者にとって平日の日中や土日でも連絡が取れるのかどうかは気になるポイントです。
チャットワークやSkype等を使ってやり取りをしたい依頼者もいるため、連絡に使えるツールも書いておくといいですね。
プロフィールの書き方と例文
実際にどのように書けばいいのか分かりやすいように例文を用意しました。
プロフィールを書く上で重要なことはたった一つです。それは、最初の一文を自分を伝える一文にすること。
SNS等で影響力を持つ人も、プロフィールの一文目は必ず何をやっている人なのか分かるように書いてあります。なぜなら、一文目しか読まない人が多いからです。
クラウドソーシングで実績のある30人以上のプロフィールを見て、また僕自身のプロフィール文を元に編み出したプロフィールの例文です。コピペして使ってみてください。
フリーランスのWebエンジニアです。
これまでにWebシステム、業務システム、WordPressサイトの開発を行ってきました。現在は、Webアプリケーションの開発を中心に手がけています。
まずはご相談からでも構いませんのでお気軽にご連絡ください。
【経歴】
大学卒業後、ITベンチャーにてエンジニアとして4年勤務。主な担当業務は、Webシステムのサーバーサイド開発。その後、独立しフリーランス。【スキル】
・HP/LP制作
・Webアプリケーション開発(フロントエンド、サーバーサイド、インフラ)HTML/CSS:4年
Javascript:2年
Ruby on Rails:4年
AWS:3年
WordPress:3年【実績】
・WordPressサイト構築の受注20件以上
・月間10万PV以上のSNSを個人開発(http://sample.com)
・大手企業の業務システム開発経験【得意なこと】
・Ruby on RailsでのWebアプリケーション開発
・WordPressのプラグイン開発【活動時間/対応】
・メール、電話、チャットワーク、Skype、Slackなど何でも可能
・連絡に関しては土日関係なく常時対応
実績あるクラウドソーシング利用者は皆これくらい詳しくプロフィールを書いています。プロフィールの丁寧さは依頼者への安心材料にもなるので、誤字脱字なく見やすく記載してくださいね。
一目で信頼できると思ってもらえるかどうかが鍵
どんな案件にも基本的に何十件と応募があるため、依頼者はなかなか全ての応募者のプロフィールを詳しくチェックしきれません。また、これまでにこなした仕事の数が重要視されてしまうため、クラウドソーシングを始めたての方では受注に至りにくいのが事実です。
だからこそ、最初の印象が大事です。しっかりとプロフィールを埋めている人と埋めていない人だと相手に伝わる本気度も違います。
受注できるかどうかは、もちろんプロフィールだけでは決まりません。提案金額や納品日なども考慮されますが、少しでも発注に結び付けられるように、まずはすぐにできるプロフィールの改善を行ってみてください。
プロフィール以外にもポートフォリオ、これまでの制作物があればより選ばれる確率は高まります。ライターであればこれまでに書いた記事、エンジニアであればこれまでに開発したアプリケーションやホームページを登録しておいてください。
ポートフォリオとして載せられるほどの制作物や能力がないなら、まずはプログラミングをしっかり学ぶことをおすすめします。プログラミングスクールによっては案件を取ってくるところまでサポートしてくれる場合もあります。