未経験から正社員エンジニアになるのはとてもハードルが高いです。なぜなら、日本ではエンジニアに限らず正社員を解雇するのは難しい仕組みになっているので、雇用主としてはスキルがなくて戦力になっていなくても解雇しづらいからです。
しかし、エンジニアは他の業種に比べると未経験から正社員として転職するのは比較的簡単です。
プログラミングスクールで企業紹介してもらって転職する方法もありますが、どうしても数十万のお金がかかることはネックになりますよね。そんな方のために、完全に無料でIT研修を受けられて就職までサポートしてくれるサービスがあります。
それが世界的に有名な人材派遣会社であるマンパワー社が運営している「SODATEC」というサービス。
SODATECを利用するメリットやデメリット、実績などについて現役エンジニア目線で紹介していきます。
SODATEC(ソダテック)とは
SODATECを運営するマンパワーグループはアメリカ発の世界的に大きな人材系企業です。外資系ではあるものの、SODATECは日本人向けなので英語スキルの心配は不要です。
UZUZという提携先で10日間48時間の研修を受けた後に、experisというマンパワーグループのサービスを使って就業を目指します。業界未経験の異職種からの転職者を対象としているので、IT知識やプログラミング知識がない前提で考えられており、これからエンジニアを目指す人にはピッタリです。
それでは、SODATECのメリットとデメリットを紹介していきますね。
SODATECのメリット
- 正社員になりやすい
- お金をかけることなくエンジニアになれる
- 研修は毎月実施
SODATECの強みはなんと言っても未経験から正社員になりやすいこと。実際、未経験から正社員エンジニアになるのは簡単ではありませんが、SODATECは人材会社が運営していることもあり、正社員へのルートがしっかりと用意されています。
また、研修の受講は無料なので、自己負担なしでエンジニアになることができます。正社員への転職保証を行っているプログラミングスクールも多いですが、受講料の相場は50万円ほどですし、その点SODATECは経済的負担がなく正社員エンジニアになれるのは大きなメリットですね。
研修も毎月実施しているので、都合の良いタイミングで参加できます。
SODATECのデメリット
- 就業先企業を選びにくい
- 研修は平日の日中
無料で研修を受けて正社員エンジニアになれる一方で、就業先は自分で選びにくいです。一般的にプログラミングスクールや独学でプログラミングを学習した人は求人サイトで未経験可の求人を探して応募する過程を踏みます。
SODATECではそういったい手間はかからないものの、その分自分好みの就業先を見つけるのは難しいでしょう。
また、研修は平日の10時から17時なので、仕事をしながら受講するのはまず無理です。しかし、そんな方にも首都圏エリア限定で個別相談会を行っているのでまずは話を聞いてみるべきですね。
仕事をやめてから本腰を入れて転職活動をする人には向いていますが、そうではない人には仕事をしながらでも学習・転職活動を進めることができるプログラミングスクールの方が向いているかもしれません。
無料IT研修のカリキュラム・内容
- IT業界知識・基礎
- Linux研修
- コマンド演習
- ネットワーク基礎
- 情報セキュリティ基礎
- ビジネス研修
エンジニアに必要な基礎知識は一通り学ぶことができます。
SODATECでの就業までのフロー
まずは10日間の研修をUZUZで受けて、そのあとにExperisでキャリアアドバイスを受けながら正社員への転職を進めていきます。
SODATECは働く企業にこだわりがないエンジニア志望者向け
SODATECは研修から正社員になるまでを全てサポートする仕組みが整っているので、お金をかけずに効率良くエンジニアになりたい人におすすめです。ただ、正社員としてマンパワーグループに所属しながら各就業先へ派遣という形になる場合が多いため、なかなか自分好みの企業で働くのは難しいでしょう。
エンジニアとしての経験を積んでから再度転職活動をして希望の会社で働くという選択肢もあります。どちらにしても未経験の状態からだと希望の会社で働くのは簡単ではないので、まずはこのような整った環境でエンジニアとしての経験を積むと将来のキャリア選択の幅が広がっていいですね。
もし首都圏で正社員エンジニアへの転職を考えている場合はSODATECの利用も是非検討してみてください。完全無料の体験学習もやっているので興味があればそちらを体験してみるといいでしょう。