フリーランスエンジニアになる理由として多いのが収入のこと。
フリーランスになることで収入を大きくアップさせている人が多い一方で、実際にどれぐらいの経験年数があればどれほどの単価で案件を獲得できるか分からないですよね。
実際に僕が経験年数1年半の際にエージェントから提示された金額を紹介し、相場などについて解説します。
経験年数2年未満だと案件は少ない
多くの企業が求めているのは経験年数2~3年以上のフリーランスです。そのため、エンジニアとしての経験が2年未満だとそもそも希望に合った案件が少ないです。
そして、エージェントによっては案件を紹介してもらうことすら難しいということもあります。経験がそこまでなくてもフリーランスエンジニアになることは可能ですが、3年以上の経験が求められていることが多いですね。
そのため、経験年数1年半でフリーランスエンジニアになろうとした場合、思うように案件が見つからない可能性はあります。ただ、エンジニアが不足していることもあって企業側が求めるスペックに多少足りていなくても参画できる案件もありますし、1年半の経験でフリーランスになることは可能でしょう。
実際に経験年数1年半で提示された金額
結論から言うと、実際に僕が経験年数1年半で提示された額は税込45万円でした。
当時の僕の技術スペックは以下の通り。
PHP(Symfony): 6ヶ月
HTML/CSS: 2年
jQuery: 6ヶ月
Vue.js: 1年
紹介された案件はどれも場所は大阪で、Rubyエンジニア、フルタイムの自社開発ベンチャーでした。
フリーランスエンジニアの単価は場所によっても大きく変わるので、首都圏だと同じような経験年数と技術スタックだと50万円はいくでしょうね。首都圏、関西圏以外の地方だと40万円程度になるのではないかと思います。
エージェントの提示する単価よりもアップできる場合がある
フリーランス向けエージェントから紹介してもらう案件の提示額は、相場よりも高いマージン(仲介料)でボラれていることがあります。例えば、60万円で取ってきた案件を40万円でエンジニアに紹介している、といった具合に相場よりも多くのマージンを取っている可能性があるんですよね。
フリーランスエージェントというビジネス上、マージン自体は取らなければいけないものですし、自分の代わりに営業してくれていると考えるとマージンをしっかりと払うのは普通のことです。
Midworksのようにマージン率をきちんと透明性の高い形で取っているエージェントもありますが、そうでないエージェントでは感覚的に決まっていることがあります。
そういった場合だと交渉次第では単価のアップが狙えるので、絶対に交渉しましょう。
「他のエージェントで紹介された案件では○○万円で提示された」と伝えるのがもっとも話が早いです。もちろん嘘は良くないですが、いくつかのエージェントから紹介を受けるとエージェントによって単価の差は結構生まれるので是非交渉材料にしてみてください。
僕自身も、とあるエージェントから提示された単価は30万円台でしたが、他のエージェントがそれよりもかなり上で提示してくれたので結果的に単価がアップしました。
【結論】経験年数1年半でもフリーランスになると十分に稼げる
経験年数がそこまでなくても、フリーランスエンジニアになれば年商500万円以上稼ぐことは十分に可能です。
たとえ単価45万円でスタートしても、1年ぐらい経験を積めば、50万円~70万円の単価の案件にも参画できるようになるでしょう。経験年数が現時点であまりなくてもまずはフリーランスになってスキルを積みながら、単価アップを狙うことができます。
単価は地方や言語によっても異なりますし、フリーランスエンジニアのエージェントに登録して単価を知ることで、フリーランスになるかどうかの判断をしてみると良いでしょう。