プログラミングスクールで学べる期間は限られているため、その期間に少しでも多くのことを吸収するためには事前準備が必須です。
いざ受講が始まると、新しく学ぶ内容を覚えるだけで精一杯だと思いますし、受講中はエンジニアになるために何をすべきかを客観的に考えるのは難しいでしょう。
実際にプログラミングスクールに通ってエンジニアになった僕が、自身の体験も含めながら受講前にやっておくべきだと感じたことをまとめました。
1. スクール受講前に事前学習をしておくべき
プログラミングスクールでゼロから学習しても、すぐには思うようにコードを書けるようにはなりません。しかし、基礎部分を少しでも頭に入れておくとスクールでの受講中に事前に学習した内容を思い出しながら学ぶことになるので記憶に定着しやすく学習効率が上がります。
僕はコーディングは数学のようなものだと思っています。
数式を解く時には公式を知っているとスラスラと計算できるものの、知らなかったり、公式をあいまいにしか覚えていないと答えまでたどり着かないですよね。コーディングも同じで、知識の引き出しが増えることで初めて「この場面ではこんなコードを書けばいいんだ」となってコードが書けるようになります。
おすすめの事前学習方法はProgateを一通りこなすことですね。内容がスライド形式でまとまっていて理解しやすく、コードを書くことに慣れるにはもってこいなサービスです。ある程度は無料で利用できますが、有料会員でも月額980円なので手軽に学ぶことができます。
逆に技術書を使っての学習はやめた方がいいと思います。なぜなら、技術書の内容は情報が古い部分があったり、それゆえに途中でエラーが起きて自己解決できない可能性があるからです。事前学習でつまずいてしまうとプログラミングを学ぶこと自体に嫌気が差すでしょうし、事前学習としての効果が得られないかもしれないですからね。
2. SNSやブログでの情報発信に力を入れる
そもそもエンジニアはSNSやブログでの情報発信がかなり盛んです。
自身と同じようにプログラミングを学んでいる人やこれからプログラミングを学ぼうとしている人向けに情報発信をすることで、困ったことがあったときに聞きあったり励ましあったりできる仲間に出会える可能性があります。
また、エンジニアとして就職や転職をする際にも、技術的な情報発信を積極的にやっているエンジニアは評価されやすいんですよね。
ブログやQiitaでの技術記事の投稿を中心に、学んだことをアウトプットできるようにしておくと良いでしょう。
Twitterだと「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」のタグをつけることで、プログラミング初学者の方に反応してもらえるでしょう。
3. プログラミング初学者が集まるコミュニティに入る
プログラミング初学者同士で繋がりを持つことは学習のモチベーション維持のために大切です。
実は、プログラミングスクールはカリキュラムの最後まで完走する人はどこも9割ほどで、途中で脱落してしまう人が少なからずいます。原因は様々だと思いますが、やはり要因の一つとしては一緒に高めあう仲間がいないことやそれもあって挫折してから再起できないことがあるでしょう。
そのため、各プログラミングスクールは「コミュニティ」に力を入れているところが多いです。例えば、受講生同士のミートアップをやっているところや、グループ形式での受講を行っているところがありますね。
実際に僕が以前行っていたプログラミングスクールでも同時入学した生徒のカリキュラム進捗状況が見れたり、教室では会話を促すような仕組みが作られていたりと工夫されていました。
IT勉強会やミートアップに参加することで同じような境遇の人と繋がりを持つことができます。プログラミング初学者向けのイベントも多いので、それらをTECH PLAYのようなサイトから探してみると良いでしょう。
事前学習とアウトプットのための環境づくりでスクールでの学びを活かそう
プログラミングスクールのメリットは情報がまとまっていて、すぐに質問できる環境があること。そのため、受講中はそれらの環境を生かすことを第一に考えるべきですね。
少しでも効率的に受講できるように簡単な基礎だけでも事前に学んでおくことで、受講中は記憶の定着が早くなるだけでなく応用的なことを学んでも頭に入ってきやすくなります。
また、情報発信に関しても始めてすぐの段階ではなかなか見つけてもらいにくいです。スクール受講前から発信しておくことで、ある程度のフォロワーや閲覧者を獲得でき、また同じように未経験からプログラミングを学ぶ人の道標にもなります。
プログラミングスクールでの受講を有意義なものとできるように、事前学習、事前のアウトプット準備、コミュニティへの参加は忘れずに行っておきましょうね。
プログラミングスクールで学びたいけど、どのスクールにするかを決めかねている方は下記の記事を参考に選んでみると良いでしょう。