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現役エンジニアが解説!プログラミング未経験から最短でWebエンジニアになる方法

プログラミング実務未経験からWebエンジニアになるのはハードルが高いです。Webエンジニアを募集している企業の多くが、実務経験があることを必須条件にしていますからね。
しかし、エンジニアとしてのポテンシャルに期待して育成枠みたいな形で採用している企業もあるにはあります。ただ、本当に何もかも未経験な状態で採用してくれる企業ってWeb系ではないSIerぐらいで、やはりプログラミングを全くしていないとなると難しいんですよね。

なので、これからWebエンジニアを目指す人向けに、未経験からWebエンジニアに最短でなるための方法を現役Webエンジニアの僕が解説していきます!

Webエンジニアとして就業するにはスキルが求められる

近年Web系に限らずどのエンジニアも人材不足なので、業界自体はプログラミング実務未経験者にも優しいのですが、そうは言っても全ての会社が未経験者を採用してくれる訳ではありません。未経験者を採用してくれるのはしっかり研修できる環境が整っている企業ぐらいですし、Web系の企業で未経験者の採用をしてくれるところは本当に少ないんですよね。

だからこそ、最低限のスキルは身につけてから転職活動をする方がスムーズに進みます。逆にスキルがないとそれだけで門前払いされてしまう可能性が高いです。

そうならないためにも最低限のスキルは持った状態で転職活動をスタートした方が確実ですね。

 

最短でWebエンジニアになるための3ステップ

Webエンジニアになるのに必要なのは以下の3ステップ。

  1. まずは基礎をWebサービスで学習する
  2. プログラミングスクールで基礎から応用まで行う
  3. オリジナルの制作物を作る

具体的にすべきことを順番に説明していきますね。

 

1. まずは基礎をWebサービスで学習する

「プログラミングをしたことがない」「HTML/CSSぐらいは触ったことある」といったレベルの方は、まずはプログラミングの基礎から学ぶ必要があります。

基礎を学ぶのにおすすめなのがProgateというWebサービス。月額980円でRuby on RailsやPHPなど複数の言語が学び放題のサービスです。スライド形式の教材で各内容を頭に入れてから実際にコードを書いていくという流れで学んでいくのですが、ブラウザ上で全て完結するので自分のPCに環境構築する必要がなくて楽です。

僕もProgateを使って基礎を学びましたが、効率がいいですし何よりやっていて楽しいです。ただ、なかなか応用的な内容までは学べないのでProgateだけでは物足りないですね。

 

2. プログラミングスクールで基礎から応用まで行う

もちろんプログラミングスクールでも基礎的な内容は学べるのですが、初学者であればその基礎の習得に時間がかかってしまって、最後までカリキュラムに到達できずに受講期間が終わってしまうという可能性があるんですよね。それにあらかじめ基礎的な内容を学んでおくことで、スクールで学ぶときには復習にもなってちょうどいいと思います。

プログラミングスクールでは、より応用的な内容が学べます。たいていのプログラミングスクールが一つのWebアプリケーションを作りながら学ぶという方法を取っているので、自分でWebアプリを作る能力も身につくんですよね。
また、チーム開発に不可欠なGitの使い方やHerokuなどを使ってWeb上にWebアプリを公開する方法も学べます。このあたりの知識も現場で仕事をする上では必要なので。

プログラミングスクールによっては受講後の転職サポートをしているところもあります。サポートを活用すれば、自力で転職活動を進めるよりも効率的にエンジニアとして転職する事が可能。

 

3. オリジナルの制作物を作る

実際にプログラミングを学び始めた頃に作ったWebアプリ

エンジニアの採用にあたって企業の方が気になるのは「どれくらいプログラミングができるのか」という点。「私はこれぐらいのプログラミングスキルがあります!」ということを示す必要があるんですね。

だからこそ、オリジナルのWebアプリケーションを作っておきましょう。
実はプログラミングスクールをおすすめする理由には、この制作物を作る上で分からない事があったらメンターに教えてもらえるからというのもあります。Webアプリケーションを一から作るのは簡単なことではないですし、「基礎をあらかじめ学んでからプログラミングスクールに入りましょう」というのはこのWebアプリ制作にできるだけ時間を取れるようにというのもあります。

もし作ったアプリを公開する方法が分からないとかであればGitHubで公開しておくだけでも十分です。とにかくすぐに示せるようにしておきましょうね。

 

アルバイトでも派遣でもいいからまずは実務経験を積もう

エンジニアって他の職種と違って、前職がアルバイトであっても派遣であっても契約社員であっても割とフェアに評価してもらえます。だから、最初は働く形態にこだわらず経験を積むことに重きを置いて選んだ方がいいですね。
なかなか最初から理想通りの企業で正社員として働くのは難しいので。フリーランスになりたいのであれば実務経験がない状態ではなおさら厳しいです。

エンジニアは学歴とかより職務経歴の方が重視されるんですよね。だから、高学歴でなくても文系出身でもほとんど関係ありません。
それよりも、どんな言語や技術を使っていたのかとか、チームの中でどんな能力を発揮していたのかという点の方がよく聞かれます。このあたりでは技術的な強みだけでなく、性格面の強みもアピールできるといいですね。たとえば「コミュニケーション力があります」とか「積極的に提案したいタイプのエンジニアです」とか。

Tech Academyキャリアという、無料でプログラミングが学べて並行して転職活動までサポートしてくれるサービスもあります。複数のエージェントから求人を紹介してもらえますし、何より無料でPHPを学習できるので登録しておいて損はないですね。

しっかりスキルを身につけてアピールできればWebエンジニアにはなれます。ぜひここで紹介した3ステップを試してみてくださいね。

ABOUT ME
オカヒロト
1995年山口県生まれ。 大学は情報系学部に進学し、卒業後はメガベンチャー(派遣エンジニア)、SaaSスタートアップ(正社員)での勤務を経てフリーランスエンジニアとして独立。