人気なプログラミング言語「Ruby」のフレームワークである「Ruby on Rails」をお金をかけずに学びたい場合は、「独学」という選択肢を取ることになるでしょう。独学をする中でも技術本や動画教材など学習に利用できるものはたくさんあります。
今回は、本での独学に絞って、Ruby on Railsを独学する際におすすめな本を紹介していきます。
Ruby on Railsとは
Ruby on Railsは、Rubyという言語で最も使われるフレームワークです。フレームワークは開発を効率的に行うためによく使われる「便利セット」です。
以前は、Webアプリケーションの開発には「PHP」という言語がよく用いられていましたが、最近はベンチャー企業を中心にRuby on Railsが用いられることが多くなってきています。日本の企業で言えば、クックパッドやグノシーもRuby on Railsで開発されています。
また、Rubyを使えるエンジニアは需要が高いことでも知られています。Ruby on Railsエンジニアの平均年収は562万円というデータがあり、稼ぎたいエンジニアにはおすすめな言語です。
Ruby on Railsを本で学ぶメリット
- 安く学べる
- 見返しやすい
Ruby on Railsの技術書は高くても3000円前後。プログラミングスクールであれば1ヶ月で10万円以上が普通なため、本での独学はかなり安く学ぶことがきます。
また、本ではもしプログラミング中に分からないことがあった時にも、辞典のような感覚ですぐに見返すことができるのも便利。
Ruby on Railsを本で学ぶデメリット
- 情報が古い
Ruby on Railsに限らずプログラミングに関する情報はとても早いペースで更新されていくため、本に沿って進めているとエラーが出てしまうことがあります。自分で対処できれば問題ないのですが、プログラミング初心者にはこれが難しく、結局解決しないまま挫折してしまうことが多いです。
Ruby on Railsをしっかり学べる本3選
Ruby on Rails 6 超入門
Ruby on Railsを全く使った経験がない初心者にはこの本からスタートすることをおすすめします。このフレームワークならではの仕組みから学べて、最終的には簡単なWebアプリケーションが作れるレベルまで到達できます。
ただ、あくまで初心者レベルまでの対応であって、実務で必要となるような深い知識までは学べないので注意。
Ruby on Rails 6 エンジニア 養成読本
完全な初心者からは脱却した中級者の方におすすめな本です。基礎の部分もしっかり触れられているので、初心者でも理解できるレベルの内容になっています。
そうは言っても、Ajaxやプラグインなどの発展的な内容も説明されているので、より実用的な開発をする際の技術も学べます。レイアウトも見やすいので使いやすいですね。
Ruby on Rails 6 実践ガイド
Ruby on Railsの中級者から上級者向けの本です。顧客管理システムを作りながら学ぶという形式で、セキュリティが堅牢なシステム開発の手順を学べます。
この本がマスターできれば実務レベルまで通用すると言えるでしょうね。難易度は高いですが、スキルがしっかり身につく本です。
本での独学はハードルが高い
僕も、最初は本での独学をしようとしましたが長続きしませんでした。やはり本だと情報が古いため、書いてある通りに進めても頻繁にエラーが起きて学習がストップしてしまうことが多いです。
独学にしても、Progateやドットインストールのような無料で使える動画で学べるプログラミング学習サービスを使うと理解が早まります。活字だとなかなか頭に入ってこないという方には動画で学ぶことをおすすめします。
また、もし独学ではちょっと不安という方にはプログラミングスクールに通って講師から教えてもらうという方法もあります。プログラミングスクールだと分からないところがあってもすぐに聞くことができますし、講師やメンターによるサポートがあることでスキルもしっかりと身につくので確実です。