【元受講生が語る】プログラミングスクールを卒業しても転職できないってホント？

エンジニアになりたくてプログラミングスクールでプログラミングを学ぶ人がほとんどですが、プログラミングスクールを卒業して就職・転職できなかったという声をインターネット上でちらほら見かけます。

その背景には、当然受講者のスキルなどが企業の求めるものに満たなかったということもあると思いますが、他にも一部のスクール卒業生の質が低いことが要因としてあります。実際に、「プログラミングスクール卒業」という経歴だけで嫌気が差すような採用担当者がいることは事実です。

現在エンジニアとして働いており、プログラミングスクールを卒業してエンジニアとして就職したことのある僕が、プログラミングスクールからの転職はできるのかどうかについて説明します。

プログラミングスクール卒業後に転職できるのか？

結論から言うと、プログラミングスクール卒業して転職することは可能です。

未経験のエンジニアの採用は「ポテンシャル採用」が多く、いわば成長する可能性を信じて採用するといった企業がほとんどです。つまり、プログラミングスクールを卒業して、自身のプログラミングへの熱意や継続的に勉強している姿勢を示して将来性を感じ取ってもらうことができれば、スクール卒で転職することは十分可能でしょう。

 

スクール卒業の肩書きだけでは採用には至らない

世の中には色んなタイプのプログラミングスクールがあり、質も様々なのでスクールを卒業したという事実だけでは転職活動はうまくいきません。
受講期間が1ヶ月のスクールもあれば、基礎的な内容だけであまり実践的な内容を教えてもらえないスクールもあります。また、採用担当者にとってもそれらの質が低いスクール卒業生を過去に採用の場で見たことがあると、プログラミングスクールに対して疑い深くなっている可能性もあります。

大事なのはスクールの卒業ではなくて、スクールで学んだことをもとに自身で努力した経験があることですね。プログラミングスクールはそもそも完走できるようにサポートが充実しているので、卒業のハードルはそこまで高くありません。それゆえに、卒業自体はスクールの敷いたレールの上を走れば成せるものと考えられているんですよね。

 

採用担当者が未経験エンジニアに対して求めること

私自身もエンジニアの面接や求職者への対応を担当をしたことがありますが、未経験エンジニアに求められるものはプログラミングへの熱意と伸びしろだと思っています。
未経験から現場で活躍できるエンジニアになることはそう簡単ではありませんし、仕事の中やプライベートでも積極的にスキルをキャッチアップしていく必要があるんですよね。そこのキャッチアップができると認めてもらうためには、プログラミングが好きでどんどん吸収したいという意欲や、継続的な独学などで学んでいることが必要です。それが結果的に伸びしろがあると思ってもらえることにも繋がります。

具体的には、以下のようなアクションが必要になってきます。

 

【まとめ】スクール卒業者でもスキルが伴っていれば関係ない

結局のところ、エンジニアになるためにはスキルはもちろんですが、将来的なポテンシャルを採用担当者に感じ取ってもらうことが大切です。
ただし、「スクール出身者」をひとくくりにして小馬鹿にするような現役エンジニアがいることは事実ですし、そういったエンジニアが採用担当だとその企業での転職は難しいかもしれません。そもそも未経験者を全く採用していない企業もありますし、求職者側も企業を見極める必要がありますね。

僕自身がプログラミングスクールに通っていた頃よりもスクールの数は年々増えてきており、カリキュラムや教材の質も上がってきていると感じています。なので、プログラミングスクールで課せられたカリキュラムをきちんと終えて、自作アプリをポートフォリオとして準備して、その後も勉強を継続していればエンジニアとして転職するにあたって必要なスキルとしては十分です。あとは、自分にエンジニアとしての可能性があることをアピールするだけですね。

プログラミングスクール自体の評判や質は各スクールによってバラバラで、やはりカリキュラムやサポートがしっかりしているスクールに通う方が良い会社に転職できたり、転職成功率も上がってきます。また、受講後に転職先を紹介してくれるスクールや面接や履歴書の対策までサポートしてくれるスクールもあるので、そのようなスクールを選ぶ方が良いでしょう。
エンジニアに転職したい方におすすめのプログラミングスクールは以下の記事にまとめています。