派遣エンジニア

【数値公開】派遣エンジニアの派遣会社のマージン率や手数料について

派遣社員として働く場合は派遣会社を介して、就業先を探したり、雇用の手続きを行ったりします。
就業後にトラブルなど困ったことがあった際にも派遣会社に対応してもらえて、会社員のように社会保険が適用されるので働きやすい反面、派遣会社はクライアント(派遣先)から支払われる報酬からいくらか中抜きして、残りを労働者に支払っています。

この中抜きしている金額のパーセンテージ(=マージン率)は派遣会社によって異なります。労働者派遣法が改正されて、このマージン率が開示されるようになっているので各エンジニア派遣会社の数値をまとめてみました。

マージン率の仕組み

まず、マージン率の仕組みを知っておきましょう。

派遣におけるマージン率に関する説明派遣におけるマージン率に関する説明

簡単に言えば、派遣会社に支払われる報酬から労働者が受け取る報酬を引いた割合のことです。マージン率は以下の計算式で求められます。

マージン率=(派遣報酬の平均額-派遣社員の平均報酬)/派遣報酬の平均額

派遣会社はこのマージンを得ることで経営が成り立っています。
ただし、労働者の社会保険料や有給休暇費用、福利厚生費もマージンの中から支払われているため、マージン率が高いことは必ずしも悪ではありません。

派遣エンジニアのマージン率の平均は30%台

各派遣会社はマージン率を公開しています。あまり大っぴらに公開したいデータではないからか、よく探さなければ見つかりません。

今回は、ITエンジニア派遣を行っている派遣会社を5つ調べてまとめました。

パーソルテクノロジースタッフ(新宿営業所) 33.5%
リツアンSTC 19.2%
パーソル パナソニックHRパートナーズ(新宿営業所) 33.1%
テクノウェイブ(東京本社) 24.6%

リツアンSTCは低マージンを売りにしているだけあってかなり低めですが、他のところを平均してみるとだいたい30%弱ぐらいになりますね。

以下の記事によると人材派遣業界全体のマージン率は平均で30.9%とのこと。

派遣エンジニアの年収は約420万円とのデータもあるので、だいたい派遣先企業は年間に600万円ほどを支払っていることになりますね。
支払額が同じ600万円でも、マージン率が30%の場合と20%の場合では年収で換算すると約60万円ほどの差が生まれます。マージン率が低い派遣先で働いた方が良いということは明白ですね。

 

派遣のマージン率は上昇傾向にある

これはとある派遣会社の方から聞いた話ですが、実は派遣のマージン率は上昇傾向にあるそうです。理由としては、常用型派遣で働いている方へのサポートを手厚くするためとのことでした。
また、派遣は一般的に交通費は自費になるのですが、最近では交通費を支給する派遣会社も増えてきています。

マージン率が高くなってきているとは言っても、エンジニアに対する需要は増す一方で企業がエンジニアに支払う対価も増加傾向にあります。結果的にマージン率が高くなってきているからと言って、派遣エンジニアの給与が少なくなってきているわけではないですし、むしろ以前よりも働きやすい環境が整ってきていると考えて良いでしょう。

派遣はマージンはしっかりと取られる分、社会保険に加入できたり、派遣会社からのフォローが手厚かったりと、メリットは多くあります。また、エンジニアとしての経験やスキルが乏しい人でも参画できるような案件は多くあります。
未経験でもエンジニアになりやすいのは間違い無いので、もし正社員エンジニアやフリーランスエンジニアになりたかったとしても、まずは派遣で実務経験とスキルを得てチャレンジすると良いですね。

ABOUT ME
オカヒロト
1995年山口県生まれ。 大学は情報系学部に進学し、卒業後はメガベンチャー(派遣エンジニア)、SaaSスタートアップ(正社員)での勤務を経てフリーランスエンジニアとして独立。