派遣エンジニア

元派遣社員が解説!派遣エンジニアはブラックなのか

派遣に対して以下のようなイメージを持っている人が多いと思います。

  • 給料が安い
  • 福利厚生が充実していない
  • 契約が切られる可能性があるから不安定

もしこれが全て当てはまるなら派遣という働き方はブラックであると言えるかもしれませんが、実際にはどうなのでしょうか。派遣エンジニアとして働いていたことがある僕が派遣エンジニアはブラックなのかという疑問について解説していきますね。

 

派遣会社が間に入るから労務管理がしっかりしている

派遣で働く場合、労働者と就業先の間には派遣会社が入っています。派遣会社は就業先を紹介してくれるだけではなく、就業後の労働者のサポートまで行ってくれるんですよね。

また、勤務時間の管理や給与計算も派遣会社が行うため、サービス残業になったり、残業時間が知らず知らずのうちにカットされる心配もありません。

あと、これはレアケースですが、就業先で例えば社員旅行や全社会議のようなイベントで社員がおらず、仕事をできない日が発生した場合、当然派遣労働者も仕事ができませんよね。しかし、その日が休日となると給与が減り生活に影響するため、そうならないためにこのような場合には実際の給与の約7~8割ほどが支払われます。
実際に僕も何度かそういう機会がありました。

 

残業時間は就業前に把握可能

派遣会社のサイトでそれぞれの案件情報を見ると分かりますが、派遣だと就業前におおよその残業時間を知ることができます。なので、働いてみたら残業時間が予想以上に多くてブラックな環境だった、ということはまずありません。

これは実際の案件情報ですが、このような形で記載されています。この場合だと5~10時間と幅が狭いので参考になりますね。

そもそも残業時間ゼロの案件も結構多くて、僕も派遣エンジニア時代に働いていた時には残業ゼロでしたね。他にもフルタイムだけではなく、時短勤務可能な案件も割と多いです。

もし、残業時間が気になるのであれば、エントリー後に就業先企業にて行われる顔合わせで聞いてみるといいですね。そのような正社員の面接だとタブーとされる質問でも派遣だと全然OKです。

 

もし不満があればすぐ次の現場へ移れる

派遣社員でいることの最大のメリットは、履歴書に傷をつけることなく複数の現場に移れることです。
正社員で数ヶ月ぐらいで退職してしまう場合、当然良い印象を与えないので、転職自体がうまくいかなくなってしまう可能性が高いです。しかし、派遣だと履歴書には派遣会社名だけを書くことになるので、途中で複数の現場で就業してもその個々の企業名や期間は含まれません。

職務経歴書には記載されることになりますが、派遣先都合で就業先が変わるのは普通にあることなのでマイナスイメージを与える可能性は低いです。派遣社員だけでなくフリーランスでも、数ヶ月ごとに就業先企業や現場が変わることは全然ありますからね。

派遣会社の担当者に就業先を変えたい旨を伝えたら、すぐに希望にあった他の就業先を探してきてくれます。つまり、派遣社員でいれば複数の現場で働くことも可能なので、スキルアップしやすいのはエンジニアとしてキャリアアップするのに有利です。

 

派遣ならライフワークバランスが整う

派遣だと残業は月30時間以下のものがほとんどですし、飲み会などの会社行事への参加を求められるケースは少ないため、会社とプライベートにメリハリを付けられます。実際、僕が派遣で働いていたときも一度も飲み会などには呼ばれなかったので、就業後は自由に時間が使えていました。そういう場が好きな人にとっては残念かもしれないですが…。

また、派遣から正社員やフリーランスになるという選択肢もあります。派遣でも実務経験はしっかりと評価してもらえるので、キャリアアップすることは十分に可能なんですよね。僕も派遣エンジニアから正社員エンジニアになりましたが、他にもフリーランスの案件もいくつか参画できそうなものがありました。

実際に僕が登録して利用している派遣会社は以下の記事でまとめているので、参考にしてみてくださいね。

ABOUT ME
オカヒロト
1995年山口県生まれ。 大学は情報系学部に進学し、卒業後はメガベンチャー(派遣エンジニア)、SaaSスタートアップ(正社員)での勤務を経てフリーランスエンジニアとして独立。