プログラミングを学ぶ方法としては、プログラミングスクールや無料で使えるWebサービス(Progateやドットインストール)が一般的。しかし、現役エンジニアの僕はUdemyというオンライン動画サービスでのプログラミング学習をおすすめしています。
Udemyでは安い時であれば1200円ほどで受講できるため、1ヶ月10万円以上かかるプログラミングスクールと比べてかなり安価です。安かろう悪かろうではなく、カリキュラムの内容が実践的でしっかりしていることが特徴です。そのUdemyの中からRuby on Railsのおすすめ講座を紹介していきます。
Udemyとは
ベネッセが運営するオンライン動画プラットフォームサービスです。プログラミングだけでなく、デザインやマーケティングなど様々なジャンルの講座があります。
教材等が別途用意されているものはほとんどないのですが、ドットインストールのような無料の動画学習サービスよりは体系的にまとめられていて分かりやすいのが特徴です。
講座は2400円である場合が多いですが、時々セールで1200円になることもあるので、こまめにチェックするのがおすすめです。
Udemyはプログラミング初学者には難しいかも
Udemyは初心者にはちょっと難易度高めです。なぜなら、自分で環境構築を行わなければならないから。Udemyのカリキュラムでも環境構築について触れられているものがほとんどですが、意外と環境構築で苦戦する方は多いんですよね。
講座によっては環境構築について丁寧に説明されているものもあり、今回紹介する講座も全て環境構築が容易にできる講座です。
また、Udemyではそもそも初学者を対象としていない講座が多く、基本の部分はサラッと触れるだけである場合がよくあります。Udemyで学習を始める前にProgateなどで予習してからの方がスムーズに学習を進められるでしょう。
UdemyでおすすめなRuby on Rails講座3選
1. Ruby on Railsを用いたウェブ開発(Airbnbを作ろう!)
UdemyのRails系講座の中では最もおすすめな講座です。単純に学んでいて楽しくて、様々なgemや技術を使いながら開発をしていくので目からウロコな内容も多かったですね。
民泊仲介サイトとして有名なAirbnbのようなアプリケーションを作っていく中で、Railsを学んでいきます。
カリキュラム内容
- HTML/CSS、Bootstrap、Ruby on Rails、Javascript、jQuery
- Heroku
- Stripe
Stripeという課金システムを使ったアプリケーションが作れるのが、この講座の一番の特徴ですね。Stripeは課金システムを実装される際によく使われるので、使い方に慣れておくと何かと便利です。
Herokuという無料でアプリケーションを公開できるサーバにアップロードするところまで学べます。自分の作ったアプリケーションをインターネット上に公開したい人はHerokuの使い方を知っておくべきですね。
カリキュラムはHTML/CSSの部分に関してはほとんど触れられることなく進められますし、Railsの基礎的な部分に関してもあまり触れられていません。Railsを本当に基礎の基礎から学びたい人には不向きな講座ですね。
こんな人におすすめ
- 一歩進んだWebアプリケーションを作りたい人
- Stripeの使い方も学びたい人
2.フルスタックエンジニアが教える 即戦力Railsエンジニア養成講座
Rubyの基本となるクラスや構文などから学べます。しばしば使われるDockerというプラットフォームを用いて開発環境を構築する方法も詳しく解説されています。
最後には掲示板アプリケーションを作っていくのですが、正直これだけで”即戦力エンジニア”になれるかは少し疑問です。そうは言っても、Railsに限らずプログラミングの知識ゼロからでもわかりやすく学べるので、学び始めの段階として受講するのはありですね。
カリキュラム内容
- Ruby、Ruby on Rails
- Docker
Railsに限らず、他のプログラミング言語にも共通しているif文や変数などに関しても解説されています。初心者に優しいですね。
開発環境にDockerを用いて解説までしている講座は珍しいですし、Dockerは現場でも使われることが多いので学んでおくと即戦力に一歩近づけるでしょう。
こんな人におすすめ
- プログラミング初心者の人
- 開発環境の構築についても学びたい人
3.【3日でできる】はじめての Ruby on Rails 4 入門(Rubyから学べる)
こちらもRailsを基礎の基礎から学べる講座です。
Bootstrapを活用したモダンなコーディングについても説明されていて、アプリケーションの開発に必要な知識とスキルはこの講座を受講すれば一通り身につきます。「3日でできる」とタイトルにある通り、全部で5時間半の教材は集中して取り組めばすぐに終わるでしょうね。
カリキュラム内容
- Ruby、Ruby on Rails
- Scaffold
カリキュラムの内容は前に紹介した「フルスタックエンジニアが教える 即戦力Railsエンジニア養成講座」とほとんど同じ。
ただ、この講座の特徴としてScaffoldについての説明が詳しくされています。Scaffoldとはコードを自動生成できる便利な機能で、これを使えばブログやSNSのようなサービスは一瞬でできてしまいます。なので、高速にアプリケーション開発をしたい方は学んでおくのがおすすめです。
こんな人におすすめ
- 短期間でアプリケーションの開発をしたい人
- HTML/CSS、Javascriptなどの内容も学んでみたい人
Udemyはさらなるスキルアップを目指せる
僕の場合はTECH::CAMPというプログラミングスクールで学習をした後にUdemyを利用しましたが、初めて知ることも多くて勉強になりました。特に「Ruby on Railsを用いたウェブ開発(Airbnbを作ろう!)」の講座はスキルアップに最適でしたね。
Udemyだけでかなりの力をつけることはできますが、基本から勉強したい人にはやはりプログラミングスクールをおすすめします。分からないことがあればすぐに教えてもらえますし、わざわざ自分で打つ必要のないコードはすぐにコピペもできて楽ですからね。Udemyにも質問機能はあるものの、質問対応停止中であったり、すぐに回答が返ってこないものが多いです。
おすすめのプログラミングスクールは以下にまとめてあるので参考にしてみてください。